紙の特性を活かして、印刷物を作ることは重要です。
紙によって印刷物の表現は大きく変わります。
どのようなイメージを望んでいるのかによって、紙を選択することで、イメージに近いものにできます。
レーザープリンタやインクジェットプリンタは別として、一般的なオフセット印刷の場合、紙とインクの浸透具合によってイメージが異なります。
主に使われている3つの紙の種類についての特質を書いておきます。
○上質紙
上質紙とは、コピー用紙として使われているものに近いです。もっとも一般的な紙です。印刷をするとインクが紙に浸透するので落ち着いたイメージになります。
○コート紙
スーパーのチラシに使われているものがコート紙です。インクが紙に浸透しにくく鮮やかに表現できます。写真の入っている印刷物や明るいイメージを出したい時に使います。
○マット紙
特質的には、上質紙とコート紙の間です。上質紙ほど落ち着いたイメージにならずある程度の鮮やかさを保てます。高級感を出したい時に使われます。
ネット印刷に頼む場合も、紙の特性が分からなければ自分にあったイメージのものができません。
納品されたものを見て、自分のイメージと違うとトラブルの原因になることもあります。
最低限の紙の知識は、印刷物を作成する上では必要です。
知識があれば、ネットで注文も良いですが、分からない場合はプロの印刷屋さんに聞くのが一番だと思います。