ユニバーサルデザインという言葉を聞いたことがありますか?
近い意味の言葉で「バリアフリー」の方が一般的なのではないかと思います。
「ユニバーサルデザイン」とは、アメリカのノースカロライナ州立大学教授の建築家ロナルド・メイス氏が提唱しました。
自身も障害があり車いすを使っていたメイス氏は、障害者を特別扱いする「バリアフリー」の考え方を好んでいませんでした。
そこで、「ユニバーサル・デザイン」という考え方を提唱しました。
ユニバーサルデザインの定義は、
「特別な製品や調整なしで、最大限可能な限り、すべての人々に利用しやすい製品、サービス、環境のデザイン」
とされています。
つまり、障害者など一部の人と特別扱いすることなく全ての人が使いやすいものであること。
そして、今よりも多くの方に使いやすくする、わかりやすくすること。
デザインの定義は、見た目だけでなく、サービスや仕組みなどを含めるということです。
「バリアフリー」は、もともとバリア(障壁)があって、それを使いやすく、わかりやすくしていこうという考え方です。
ユニバーサルデザインは、
バリア(障壁)がそもそもないように、デザインしていく考えです。
ですので、全ての人が対象になります。
こうした考えをもとにして、
印刷業界でもユニバーサルデザインに対応した製品作りを行っています。
そうした取り組みを次回紹介していきます!