紙メディアを扱うものとして後世に今を伝える責任がある

本日は、日曜日ですので、私が最近感じていることを書きます。気軽に読んでください!

 

歴史は、史料が残っているからわかるものです。

石や木、壁や鉱物など様々なものに文字や絵などで情報を残し、それを発見した後世の人たちによって、歴史が育まれてきました。

形に残るものがあってこそ、歴史を伝えることができたのです。

 

現在は、形に残らないもので記録し保存する時代です。

 

昨年、パソコンを買い換えました。

新しいパソコンにデータを全て移して、問題なく仕事をしようを思っていました。

ですが、新しいパソコンでは古いパソコンのメールを読むことはできませんでした。

他のやり方で古いパソコンのメールを開くことはできたのでしょうが、お客様のアドレスや今までのメールのやりとりなど重要な資料になるものを失うことになりました。

メールなので、仕事にさほどの影響はないのですが、より重要な資料がこのようなことになると思うとゾッとしますね。

形で残らないもので保存することの怖さを感じました。

 

もちろん、現在の仕事のやり方を考えれば、デジタルで保存することが簡単で効率的ではあります。そして、バックアップやセキュリティを万全にすれば、データが失われることはまずないのかもしれません。

ですが、極端な話ですが、電源がなければデータは見れなくなります。そんなことは起こらないと思うかもしれませんが、大震災の時に停電で仕事にならなかったことは記憶に新しいことです。

 

私たち紙を扱うメディアは、後世に今を伝えるために生き続けなければならないメディアなのだと改めて感じました。

紙メディアを残す責任を感じて、今後も仕事していきます。